補聴器は、聞こえにくさのある方が再び音を聞き取れるよう助けてくれる大切な機器です。ただし、ほかの精密機器と同じように、最高の状態で使い続けるには、清掃を含む定期的なお手入れが欠かせません。「補聴器はどこで掃除すればいいの?」という問いは単純に思えますが、掃除をする場所によって、安全性や仕上がりは大きく変わります。このガイドでは、補聴器を長く、よい状態で使うための、お手入れの方法と場所をご紹介します。
なぜ補聴器を掃除するのか
補聴器の清掃の大切さは、いくら強調してもしすぎることはありません。定期的な清掃は、耳あか・ほこり・小さな粒子の蓄積を防ぎます。これらは音をふさいだり、機器を傷めたりする原因になります。また、機器に繁殖する細菌を取り除くことで、衛生面のトラブルも防げます。こまめにお手入れをすれば、補聴器はより良く働き、長持ちします。
補聴器を掃除する「場所」
補聴器を掃除する場所選びは大切です。次の点に気をつけましょう。
- きれいで平らな面:小さな部品を失くしたり傷つけたりしないよう、清潔で平らな面で作業しましょう。落下を防ぎ、さらなる汚れの付着も防げます。
- 十分な明るさ:小さな部分までよく見えるよう、明るい場所で。しっかり掃除でき、破損も防げます。
- 柔らかい布やタオルを敷く:作業時は補聴器の下に布を敷きましょう。硬い面から機器を守り、落ちても転がっていくのを防ぎます。
- ペットや子どもの手の届かない場所で:小さな部品は誤飲の危険があり、ペットや子どもが機器を壊してしまうこともあります。
- 水と熱を避ける:水は補聴器を傷めるため、洗面台や水のそばは避けてください。高温の場所や直射日光も、熱で機器を傷めるため避けましょう。
補聴器の掃除のしかた
掃除の方法は機種によって異なりますが、基本は次のとおりです。
- 毎日のお手入れ:乾いた柔らかい布で外側を拭きます。水・洗浄液・アルコールは機器を傷めるため使わないでください。
- 専用ツールを使う:補聴器店でもらえるワックスピックやブラシで、イヤモールドや各部の耳あか・汚れをやさしく取り除きます。
- マイク部分の清掃:マイクの開口部は通常、補聴器の外側にあります。耳あかや汚れが内部に入らないよう、ていねいに掃除します。
- レシーバー(耳に入る部分)の清掃:柔らかいブラシやピックで、耳あかをやさしく取り除きます。
- ワックスフィルターの交換:ワックスフィルター付きの機種は、こまめに確認し、耳あかで詰まったら交換します。
プロによる清掃:自宅でのお手入れに加えて、6〜12か月ごとに補聴器店などで専門的な清掃を受けることをおすすめします。
まとめ
補聴器の清掃は、良い状態を保つための大切なお手入れであり、行う「場所」も仕上がりを大きく左右します。清潔で、明るく、安全な場所で掃除するのが一番です。ていねいに、こまめにお手入れすれば、機器は長持ちし、音もクリアに保たれます。周りの世界とのつながりを、より快適に楽しめます。
※この記事は情報提供を目的としたもので、専門的な助言に代わるものではありません。個別の事情については、医師や補聴器の専門家にご相談ください。
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